20歳の竜王戦で自分を見つめ直して以来、羽生さんはフォーム改造など自らを改革していく。 「しかし、1年ぐらいは全然結果が出ませんでしたね。ずっと、冴えないなぁと思っていました(笑)。思い立ったからといって、すぐに何とかなるものではないんですよね」。 目指すものと、自分の実力。それが徐々に「調和したり、かみあうようになる」ことで結果に結びついていく。 1991年に「棋王」、92年に「王座」、93年に「棋聖」と「王位」を獲得。94年には、400年に渡る伝統と権威を持つタイトル「名人」を手にした。同年に「竜王」を奪取し、前人未踏の6冠に。全7冠が独占されるかと周囲の期待がかかるが、95年の「王将」戦に敗れてしまう。 誰もが諦めかけた7冠独占という記録。しかし、羽生さんは翌一年間、6冠すべてのタイトルを防衛し続け、なんと前年果たせなかった王将戦で勝利。奇跡というべき7冠に輝く。
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